外貨の投資

スワップとは

各国の通貨には、それぞれ国で決められた政策金利というものがあります。これは各国の中央銀行が一般の金融機関にお金を貸し出す際の金利で、結果的に市場の金利にも反映されます。

2つの国(地域)の通貨を比較すると、2国間では金利に差があります。

例えば、現在の日本円の金利が0.3%/年、ユーロが3.25%/年とします。この2つの通貨には2.95%/年の差があります。

この金利差のことをスワップと呼び、2.95%/年の数字はスワップポイントと呼ばれます。

FXでは、2つの通貨を売買したとき、このスワップも合わせて取引されます。
つまり、スワップポイントがプラスのときは金利を受け取れ、スワップポイントがマイナスになれば金利を支払うという仕組みになっています。


例1)円を売ってユーロのポジションを取った場合、ユーロのほうが金利が高いのでスワップポイントは2.95%/年のプラスです。

例2)ユーロを売って円のポジションを取った場合、円のほうが金利が低いのでスワップポイントは2.95%/年のマイナスです。


この場合、ユーロのポジションを取っている限りは、2.95%/年の金利を受け取れることになります。

実際には、FXではスワップポイントは1日単位での換算で1日ごとに受け取れますので、ユーロのポジションを取り続けている日数分だけ累積されていきます。

政策金利は国によって年に数回~数十回発表されます。FXのスワップポイントはその業者独自に設定されますが、政策金利の実数に近くよう、日々変動します。
ですので、FXでは、各国の政策金利とスワップポイントに注意してプラスのポジションをキープし続けなくてはなりません。

○FXを外貨預金に利用した場合

FXを外貨預金として利用するというのはつまり、長い間じっくり預けて、その日数分だけスワップを受け取りましょうという作戦なのです。

例えばユーロ/円のスワップポイントが2.95%/年だとすると、1年間ユーロのポジションを取っていれば2.95%/年の利息がつくということになります。

銀行の外貨預金と金利だけを単純に比較すると、場合によってはFXのほうが低く見えるかもしれません。

しかし、実際にはこれに為替手数料と為替レートの変動が反映されます。

為替レートの変動はどちらも避けられませんが、為替手数料を含めて計算すると、最終的にはFXのほうが利益が多いのです。

なぜなら、銀行の手数料はバカにならないほど高いからです。ここでいう金利の差などすぐに逆転してしまうほど、銀行の外貨預金の手数料は高いのです。


とにかく、FXを外貨預金として利用するには「スワップ」という言葉が最も重要になります。
FX的にいうと、『スワップ重視』です。